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第76話 紅

Penulis: 雨音休
last update Tanggal publikasi: 2026-06-10 06:03:35

 ドンと音がした。

 ――対人戦クエスト、殺人プレイヤークレナイの排除

「ギャラクティィィック、フィジカルアッパーカァァァット!」

 クレナイの右拳が赤い光を帯びる。彼は蛇がうねるような変則起動を描いて接近し、ニキの顎を突き上げた。

「がっ!」

 ニキは宙に吹き飛ばされる。ノックバック効果があった。その際、釣り竿を海に落っことしてしまう。ニキの体が堤防に落ちて、ごろごろと転がって止まる。重たいダメージがHPを激しく減らしていた。

 夜であり、辺りはすっかり暗くなっていた。海の波が静かに揺れている。ザザーという音が響いていた。ニキは何とか立ち上がる。だけどしまった、キャノンは堤防に置いたままだ。そのキャノンをクレナイが踏みつける。バキと音が鳴った。クレナイは狂ったような瞳でニキを見下ろしている。タバコを指でつまみ、煙を深く吸って吐いた。

:ニキさん、大丈夫!?

:おい、こいつ殺人プレイヤーだぞ!

:逃げた方が良いんじゃない?

 ニキはぶるぶると

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